USBメモリーにリナックスOSをインストールしてどこでも自分環境を持ち運ぶ

USBブートの必要がなく、完全にWindows上で起動するリナックス(QEMU-Puppy)をUSBメモリにインストール。
WindowsとUSBさえあればどこでも自分環境のリナックスを立ち上げることが可能。
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Windowsのパソコンからリナックス(Linux)を立ち上げるには通常はCDブートやUSBブートなどパソコンの起動時からリナックス(Linux)として立ち上げるが、「QEMU-Puppy」はブートの必要がまったくなく、完全にWindows上で起動するリナックス(Linux)OSです。 使うと不思議ですが、WindowsOSも通常通り使用でき、その上に(Windowsのアプリケーション感覚で)リナックスを使用する特別なOSだと思います。

QEMU-Puppy QEMU-Puppy 

QEMU-Puppy shot1

CDからもリナックスが立ち上がるツールがあるが、CDからだとリナックス上で使用したファイルなどまったく保存できないので不便だがUSBメモリからだと保存することができる。
QEMU-Puppyは通常のリナックスと同様でブラウザ、メールの他、テキストツールや表計算ソフト(カルク)、ペイントソフトなど色々なソフトが導入されている。 使って不思議だったのがインターネットが使えることだ。 Windows上でインターネットが使用できればリナックスでなにも設定しないでもブラウザが使えた・・・。
リナックスはまったくの素人だが、操作性はWindowsとあまり変わらないように思える。

USBメモリへのインストール方法を詳しく説明する
(パピーリナックス日本語版をUSBメモリへインストール)

QEMU-PuppyよりDownloadをクリック
QEMU-Puppy shot2


、続いてDownloadをクリック
QEMU-Puppy shot3


、qemu-puppy-2.17-1.tar.gzをクリックしダウンロードを開始する 保存先はハードディスクでよい(USBメモリでも可能) tar形式にて圧縮されているが、これでも約87MBある
(注1)ダウンロードした圧縮ファイルをUSBメモリへ解凍しておく
QEMU-Puppy shot4


、続いてパピーリナックス日本語版をダウンロードする
こちら(Puppy Linux 日本語版)にアクセスし http://openlab.jp/puppylinux/download/をクリックする
QEMU-Puppy shot5


、217R/ をクリックし次ぎに進む
QEMU-Puppy shot6


、puppy-217-Jp-Revisited-Sylpheed-2.isoをクリックしISOファイルをダウンロードする 保存先はハードディスクでよい(USBメモリでも可能)
QEMU-Puppy shot7


、上記で取得したISOファイルを解凍しなければならないのでExtractNowを利用して解凍する。まずはプログラムを入手しなければならないが、こちら(ExtractNow)へアクセスし、ページの下部にあるDownload ExtractNowをクリックダウンロード後パソコンにインストールする
QEMU-Puppy shot8


、次にExtractNowを起動させ、ダウンロードしたファイル(puppy-217-JP-Revisited-Sylpheed-2.iso)をExtractNowにマウスでドラッグ&ドロップしExtractをクリックすると解凍が始まる。
QEMU-Puppy shot9


、解凍されたファイルのフォルダの中にpup_217.stsがあるがこのファイルを(注1)にあるUSBメモリ内のフォルダ(qemu-puppy-2.17-1.tar.gzを解凍したフォルダ)に上書きコピーする
QEMU-Puppy shot10


以上でUSBメモリへのインストールが完了。
インストールされたUSBメモリ内の”puppy.exe”をクリックするとリナックス(日本語版)が起動されるはずだ。(環境にもよるがリナックスが立ち上がるまで1~2分かかる)
QEMU-Puppy shot11

インストール前にUSBメモリをフォーマットする必要もなく、また、USBメモリ内にある別のアプリケーションも通常通り使用できる。 手軽にリナックスを楽しめたい方やこれからリナックスを使用する方などお試しで使用することをおすすめする。

注意事項として
USBメモリの空き容量は最低400MB以上は確保すること。
USBメモリからだと動きが非常に遅い。 環境にもよるかと思うがUSB2.0では限界のように感じる。
Windows7+USB3.0の環境(通信速度が10倍の4.8Gbps)だとまともに動くのか?

この環境はあくまでもWindows上でリナックスが起動しており、リナックスからWindowsのファイルはまったくアクセスできないようだ。 Windowsのトラブル時にリナックスを立ち上げ、Windowsのファイルを救出することは恐らくできないと思われる。
やはりリナックスの勉強程度で使用することがよいと思う。
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