exFATはマイクロソフトがフラッシュドライブ向けに(USBメモリーなどに)開発したフォーマットで通常のFATよりも高速に書き込みすることができる。
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マイコンピュータからUSBメモリを右クリック後フォーマット
USBメモリーの最大の短所は書き込み時間が長い(遅い)ことだがUSBメモリをexFAT形式にフォーマットすると書き込み時間が短くなります。
exFATの特徴は(長所は)
書き込み時間が短い(NTFS、FAT32形式よりも短い) 空いている用量の割り当てや削除を高速に行われ、パフォーマンスが向上している。(なおNTFSが一番遅いようだ。)
1ファイルが4GB以上にも対応している(NTFSと同等)
USBメモリー フォーマットの種類や特徴など
フォーマット | 書き込み速度 | 対応OS | 容量 | 備考 |
exFAT | 一番早い | Windows XP SP2/SP3(更新プログラム適用) Windows Vista,7,8,8.1,10 |
制限無し | 1ファイルが4GB以上も保存可能 XPは更新プログラムを適用で対応 速度も速く一番良いと思う |
NTFS | 遅い | Windows 2000,XP,Vista,7,8,8.1,10 | 制限無し | 1ファイルが4GB以上も保存可能 Windows NT4.0の時代で遅いと思う |
FAT32 | 早い | Windows 2000,XP,Vista,7,8,8.1,10 | 32GB | 1ファイルが4GBまでの制限有り 容量はOSの認識で32GBまで |
FAT16 | 遅い | Windows 95以降全てのWindowsに対応 | 2047MB | Windows全てのOSに対応するが… 今時95やMeユーザーはいるのだろうか |
Windows10の時代でUSBメモリーを使うならexFAT
ネットでWindows10のパソコンでUSBメモリーに保存したファイルが、Windows7では消えていた。と聞いたことがありますが、恐らく原因は、USBメモリーのフォーマットがNTFSとなっていたのが原因かと考えられます。Windows10と8.1はNTFSのバージョンが2.0ですが、Windows7は1.1と古いです。
よって新しいバージョンで保存したUSBメモリーの中身がWindows7では見れない場合があります。
exFATならそのような問題はありません。Windows7/8.1/10 とも共通です。
USBメモリーの規格について
規格 | 最大転送速度 |
USB3.1 Gen2 | 最大10Gbps |
USB3.1 Gen1 | 最大5Gbps |
USB3.0 | 最大5Gbps |
USB2.0 | 最大480Mbps |
USB1.1 | 最大12Mbps |
2017年11月現在、最も早い規格はUSB3.1 Gen2で最大転送速度はなんと10Gbps(理論値)これはどれくらい早いかというと1秒間に10GBのデータを転送することが可能。
例えば3MBのデジカメ写真を1秒間で約3413枚、転送できる。
(1GB=1024MB)
(10GB=10240MB)
(10240÷3=3413)
あくまでも理論値ですが、10Gbpsという数字は驚異的なスピードです。
外付けハードディスクなどの規格でUSB3.1 Gen2に対応なら、大容量データのバックアップなどにも最適です。
USBメモリーでもUSB3.1 Gen2があるのか不明ですが、パソコンのマザーボードなどが対応していないと威力を発揮できません…
注目していただきたいのが、USB3.0とUSB3.1 Gen1では転送速度が同じです。
転送速度が同じなら性能もほぼ同じと考えて良いかと個人的には思いますが…
USB3.1は、USB3.0/2.0/1.1と互換性がありますので、どのパソコンでも使えます。
同じ機種でも容量が大きいほど書込みスピードも高速
同じ機種のUSBメモリーで容量が16GBと32GBがあったとすると、書き込みスピードは圧倒的に32GBが早いです。(約2倍近くある場合もあるようです)(これは読み込みスピードなど関係しているのでしょうか? よく分かりませんが容量が大きいほど、書き込みスピードが早いようです)
コストパフォーマンスから考えると現在最も良いUSBメモリーは USB3.032GBです。
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EXFATのテストページ